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本プロジェクトは、株式会社OVER ALLsを主幹とする
実行委員会を中心に活動している民間の取り組みです。
アートの力で人々の心に火を灯す。
そんな思いから双葉町に壁画を描かせて欲しいと、
双葉町の元住民の方にお願いしたのが始まりです。
双葉にアートを入れるのは僕たちのエゴ。
だから、現場は持ち出しでプロジェクトを行ってきました。
▼FUTABA Art District実行委員会
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はじまりは、赤澤と高崎丈さんの出会い。
代表・赤澤が偶然訪れた東京都世田谷区太子堂の「JOE'SMAN2号」。
店主の高崎丈さんは、東日本大震災以前、
地元である福島県双葉町で「JOE'SMAN」を経営していました。
(だから、東京のお店は「2号」なのです)
原発事故の影響で帰還困難区域に指定されていた双葉町では、
2020年3月、一部地域で避難指示が解除。
かねてより、赤澤は
「日本でも、“ART DISTRICT”を実現させたい!」
という想いを掲げていました。
▼Art District (アート・ディストリクト) とは…
工場地帯や倉庫街のエリアを、アーティストに貸し出すことで、
フォトジェニックなスポットに変化させ、
街の価値が上がった海外(ロサンゼルス)のエリア
赤澤と、丈さんの偶然の出会いから、
OVER ALLsは会社をあげて
「FUTABA Art District」というプロジェクトに取り組むことを決意。
地元の方を巻き込みながら、
双葉町をアートだらけにする取り組みが始まりました。
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最後の除染活動だ
いったい駅前に壁画を描いてなになるんだ?
私たちがやろうとしていること。
まずは駅前に壁画を増やす。
すでに7つの壁画を制作し、この街を訪れる人も増えてきた。
大量に人を呼び込む。
双葉駅前を人でパンパンにする。
お店を開店するときのレセプションパーティと同じだ。
永年人が住まなくなり、どこか弛んでいた土地、いじけた土地に喝をいれる。
これが最後の除染活動だと思っている。
ただし、アートにできることはそこまで。
そこから先は、双葉町の人たち次第だ。
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HOWではなくWOW!の復興
3.11の原発事故で帰還困難区域に指定された双葉町。
2020年にようやく人が入れるように なった。
10年も放置された町。
当時の住民は避難先で生活基盤を築いており、
戻って 住もうという人はすぐには現れない。
人がいなくなった町をどのように復興するか、
正直なところ手詰まりで、いわば「HOW」が行き詰まった町。
そこで「WOW!」 の出番である。
駅前に残っている建物の壁という壁に壁画を描こう、
という企画を地 元出身者に持ちかけ実行している。
壁画を描いて何になる?という考えはノンノン、
とにかく10年ぶりに地元に帰った双葉町の人々に
「WOW!」と思わせるのだ。
考えるのはそれからでいい。
この取組みは「情熱大陸」に取り上げられ、
全国紙の一面を飾り、双葉町出身者の
間で話題になり帰郷のきっかけにもなっている。
「WOW!」から何かが生まれ始めている。
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