企業理念をオフィスアートに。

企業理念を題材に壁画にする。
どんな絵にするかを社員の皆さんと一緒に考える。
その時間を共にした社員たちが企業理念の語り部となる。

CASE:株式会社Speee

創業    2007年11月
事業内容 マーケティングインテリジェンス事業
     デジタルトランスフォーメーション事業
〒106-0032 東京都港区六本木4-1-4 黒崎ビル5階
〒106-6239 東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー39階


社会に潜在する課題を抽出し、 高度なビジネスオペレーションと最先端のテクノロジーを融合した独自のアプローチで
常に新しい価値の創出に取り組んでいる株式会社Speee。
 
「解き尽くす。未来を引きよせる。」というミッションを掲げ、
ミッションビジョンを刷新したのち、その浸透が課題であったところにお声がけいただいた。

MISSION

1.事業を開発する、という事業。

 
事業を「開発し続ける」ことに大きな意味がある。
データやシナプスが繋がり形になって、そして新たな創造へと繋がっていく。
「尽きることのない創造」をレオナルド・ダ・ヴィンチの描いたウィトルウィウス的人体図に重ねた。

2.新しい市場を創り、新しい日常を創る。

 
電話がない時代に、電話を生み出したグラハム・ベル。
「ない」が当たり前の世界から人々の「これが欲しい」を見つけ出すことが大きな市場の形成につながる。
砂漠の地に電話を置くことで「ない」から「ある」を表現した。
 
 

3.波紋を仕掛ける。

 
社会に波紋を起こす。
それは運任せではなく、粘り強く思考を重ねた上で「仕掛けた」波紋であるべきだ。
壁画の波紋は人間が発見した数式をもとに描いた。

4.解決方法はデータに潜む。

 
りんごが落ちる。そこにニュートンは万有引力を発見した。
ただの情報も、正しく深い解釈を加え紐解いていくことで新しい気付きを生み
シャープなアウトプットを導き出すことができる。
 
 

5.「急進」こそ、価値だ。

 
早く、少しでも早く。
来るべき未来があるのなら1秒でも早く引き寄せる。
スピードにこだわる想いを「光」のイメージに込めた。

6.未来の解像度を高める。

 
今やるべきこと、そしてどこに向かっているのか。
ピクセルで表現した目は、瞳に近づくにつれ解像度が上がっている。
クリアな行動を起こすにはクリアに見えていなければならない。

7.深度と領域。

 
地上にある氷山は横に広がっている。海の中では深くなれば深くなるほど、濃く鋭く研ぎ澄まされる。
より深く、より広い領域で解決法を生み出していく。その想いを氷山に例えた。

8.『解く』の連続でより大きな解決を。

 
先人たちが繋いできたDNAの先端に今の私たちがいる。
より良い未来を引き寄せるには
そのDNAを繋ぎ、小さな「解く」を重ね続けることで更に大きな課題に立ち向かうことができる。

VISION

 

解き尽くす。未来を引き寄せる。
 
各会議室にミッションを描いてきた。エントランスではそれらを統括するビジョンの壁画を制作した。
フクロウは「知」のメタファー。暗闇の中で見据える先には確実な未来。
各分野のスペシャリストたちをイメージした手が持っているのは他人ではなく自分が作った地図。
自らが問題を解決しようとしている姿を表現した。
 
 
 
ビジョンをどのような絵で表現するべきか。
たくさんのラフを制作し、10回以上ものミーティングを経て決定した。

Credits
 
Client:株式会社Speee
Office Design:株式会社ヒトバデザイン
Paint Support:カラーワークス神戸(株式会社モリエン)
Movie:撮影:奥田晃介(松鹿舎)
Artist :OVER ALLs